2011/10/19

モバイルサイト構築のための9つのヒント

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先日Facebookがモバイルプラットフォームを発表しました
今後もモバイル領域はますます重要視されていくでしょう。
そこで今回はSocialMediaExaminerよりモバイルサイト構築に関する記事を紹介します。
これからモバイルサイトをつくろうと考えている人だけでなく、すでにモバイルサイトをつくっている人にもとても参考になると思います。


(Source: 9 Tips for Optimizing Your Website for Mobile Users )

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1. とにかくシンプルにする




まずモバイルサイトをつくる際に考えなければいけないのはどのコンテンツを盛り込むかということです。画面スペースは限られているため、サイト訪問者がどのような情報を探しているのか考えるのはとても重要です。

訪問者のサイト入り口から購買までの流れをできる限りシンプルにすることも重要です。
Fandangoでは不必要なコンテンツがほとんど排除されているため、消費者はすばやく希望のところまで移動することができます。Fandangoがさらに良いのは購入者にQRコードを提供することで購買サイクルを完成させているところです。購入者は劇場で携帯のQRコードをスキャンするだけでチケットとして利用できます。







2. サイトのレイアウトを計画する




モバイルウェブページは従来のウェブページより読み込みが遅いため、ページ数を最小にしておく必要があります。さらに、ユーザはサイトで何度もクリックするほど我慢強くありません。それを考えると、サイトのレイアウトをできる限り合理的にすることは重要です。

Steve Jobsのようにできる限り合理的に考えることでより良いユーザ体験を生み、使ってもらえるサイトをつくることができるでしょう。

Domino'sのモバイルサイト(と見事にデザインされたアプリ)はとてもシンプルにデザインされており、サイトの項目も人々が最も探しそうなものに限定されています。







3. 従来サイトからモバイルサイトへブランド要素を一致させる




モバイルサイトを従来サイトより合理的にするだけでなく、同じブランド要素を組み込むことも重要です。
モバイルサイトはブランドと顧客のもう一つの接点であり、ゆえにブランドの本質を反映し推進しなければいけません。またすでに企業に精通しているユーザに対しても、似たようなデザインにすることでなつかしさを感じさせることができるため、これはロイヤルカスタマー(ひいきの顧客)のための重要な考慮事項です。



60 Second Marketerサイトは従来サイトとモバイルサイトの両方で同じ明るいカラーパレットと図像学を使っています。その結果、従来サイトに精通しているユーザはモバイルサイトでも同じような体験ができます。






4. 余白を活用する




ウェブサイトをデザインするとき、可能な限り多くの情報を詰め込みたくなります。しかし余白はとても大切な要素です。余白を活用することで、よりきれいで洗練された外観になるだけでなく、ユーザが簡単に望みのボタンをクリックできるようになります。







5. FlashとJavaを避ける




その明白な理由はApple製品がFlashをサポートしておらず今後も対応する予定はないからです。iPhoneはスマートフォン市場の約30%を占めているため、大部分の視聴者はFlashを使っているコンテンツにアクセスできません。同様に、多くの電話がJavaをサポートしておらず、たとえ対応したとしても、Javaを使うことでロード時間にかなり影響が出てしまいます。






6. テキスト入力の必要性を減らす




スマートフォンキーボードではタイプミスが多く、ほとんどのユーザが悩まされている問題です。可能であれば、データ入力の手段としてドロップダウンメニュー、チェックリスト、あらかじめテキスト入力されてあるフィールドを使いましょう。これは人々のタイプミス問題を最小化してくれます。

FedExのモバイルサイトを見てみましょう。本来ユーザが多くの情報を入力しなければいけないところを、チェックリストとドロップダウンメニューを使うことで入力するテキスト量を削減しています。







7. ポップアップウィンドウは使わない




複数のタブとブラウザウィンドウの間を移動するのはモバイルではより困難であり、ロード時間の増加を引き起こします。もしブラウザウィンドウを新しく開く必要がある場合は、ユーザが元のページに戻る方法がわかるように知らせてあげましょう。






8. モバイルリダイレクトを使う




サイトのデザインや準備ができたら、モバイルリダイレクトと導入してモバイルユーザをモバイル向けに最適化されたバージョンのサイトに案内しましょう。その方法についてのより詳しい説明はこちらをチェックしてください。

一度リダイレクトが実施されると、ウェブアドレスやサーチエンジンのリンクをクリックするモバイルユーザはモバイル向けに最適化されたバージョンのサイトに送られます。






9. フルサイトも訪問できるようにする




コンテンツの削減など、モバイルサイトに熱心に取り組んできました。しかしモバイルサイトで非表示した情報を求めている人がいるのも事実です。

そのため、ユーザがフルバージョンのサイトへ戻ることのできるリンクを複数のページに入れておきましょう。これはほとんどのモバイルサイトで見られる特徴です。



モバイルサイトはほとんどのマーケッターにとって新しい分野なので、それらの設計や構築は少し難しいかもしれません。しかし、モバイルサイトはブランドと創造性を披露する素晴らしい機会ももたらします。ユーザのニーズをトップオブマインド(*1)で維持し、ブランドに忠実であり続け、このシンプルなルールにしたがうことで、すぐにコツをつかめるでしょう。



*1 トップオブマインドとは
あるニーズが起きたとき、ある製品カテゴリーで最初に浮かんでくるブランド名のこと。純粋想起(リンク)を聞いたときに、最初に出てくるブランド名になる。あなたが「風邪薬と聞いて思い受かぶブランド名は何ですか?」と聞かれて、最初に出てきたブランド名が、あなたにとっての風邪薬のトップオブマインドブランドである。via 経営・マーケティング用語集



いかがでしたでしょうか。
ぼく自身モバイルサイト構築に携わるかもしれないのでとても勉強になりました。
モバイルユーザは通常のウェブサイトユーザとはまったく異なる体験を求めていて、モバイルサイトはそのニーズに応えなければいけません。普段何気なく使っているモバイルサイトも実はかなり作りこまれているんですね。
モバイルは日本の得意分野(だと信じている)ので今後さらに期待しています:)





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